145回昭和の森自然観察会「会えるといいね!冬の鳥」
平成16年1月11日(日)(担当 渋谷雄二  谷 英男) 報告者 小西博典
 新春初めての昭和の森自然観察会が1月11日に開催されました。テーマは昭和の森に飛来した冬鳥及び留鳥などの「冬の鳥たち」の観察です。当日は晴天には恵まれましたが、寒風が強く鳥の観察にはあまり適しておらず、はたしてどれくらいの鳥の観察ができるか心配しました。しかし、50名を超える大勢の参加者の熱意が鳥さんにも通じたのか、ジョウビタキ、ツグミ、シロハラ、コゲラ、キンクロハジロ、オオバン、ダイサギ、カワセミ等々グループにより異なりますが、二十種近い鳥が姿を見せてくれ、楽しく観察する事が出来ました。
 望遠鏡を覗き、目の前で観る鳥の美しさ・可愛らしいしぐさに感激し、はじめての世界を堪能した子供さんたちの目は輝いていました。観察の合間に、指導員から鳥の名前だけでなく、その習性や生態系における野鳥の位置付け等の説明を受けました。
望遠鏡を持って鳥を観察する参加者
 観察会終了後、「今迄家の庭に来る鳥たちを何気なく見ていましたが、今後は興味をもって楽しく観察する事が出来そうです。」との感想が印象に残りました。
最近いろんなところで、野鳥にえさを与える親子をよく見かけます。ご本人たちは鳥をかわいがり、良いことをしていると思ってみえるのでしょう。しかし、野鳥にえさを与える事は、本当は良くないということを子供さんたちが観察会で理解し、友達にも教えてくれたらと期待しております。

(参加者 大人41名 こども 13名 計54名 指導員 27名)