第147回昭和の森自然観察会『目を覚ます植物たち』

平成16年3月14日(日)

担当 川添寿子 小橋一民 福田洋
うららかな春の陽ざしの中、3月の観察会「目を覚ます植物たち」が開催されました。
森の木々の梢がうっすらと少し色づいて見えるしょうぶ田からさくらの広場、展望台へと歩を進め、春の七草を探しながらの散策です。ルーペを片手に、よい香りのするクロモジのたくさんのつぼみの中から花を見つけ、雄花と雌花を見分けたり、メジロやヒヨドリになったつもりで、ヤブツバキの花に指を入れ黄色い花粉がいっぱいついた指先をなめ甘い蜜の味を確かめあったり、つぼみのふくらんだソメイヨシノの木の下で、開花予想日を各自のカンピューターで予想したり、タネツケバナ、ナズナ等、よく似た植物を見つけ違いを比べたりしました。
咲き出したコブシの下で野草観察
陽だまりに、タチツボスミレ、タンポポ、ツクシ、ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリが咲き、暖かさに誘われて、ビロードユスリカ、カメムシ、テントウムシの姿が見られ春のおとずれを感じながらの楽しい観察会となりました。

(参加者 大人29名 子供7名 計36名  指導員29名)    報告者 上田弘子