第152回昭和の森自然観察会 「夏の植物と草花遊び」
開催日 平成16年8月8日(日)
 担当指導員 

河添寿子 中坊陽子 森池正典

 八月の昭和の森自然観察会のメインテーマは「草花遊び」です。“昔からこどもたちは、身近な木や草の葉や花を使って、楽しく遊んできました。草花遊びは大きい子から小さい子へと伝えられてきた子どもの文化です。マナーを守りながら,子どもたちに楽しい遊びを伝えてください。” 観察会担当指導員より参加者の皆様への熱いメッセージです。世の中の情勢変化に伴い、子ども社会の遊び(文化)も多様化し、この素朴で楽しい遊びが忘れ去れようとしています。今回の観察会では、身近な夏の植物を使って草花遊びを行い、その遊びと草花の特性とのつながりも気づいてもらいました。遊びながら草花の特性など理解を深め、自然に親しんでもらったことでしょう。
 ネコジャラシ、オオバコ、の「草すもう」、イチョウウサギ、ツバキのゾウリの「葉っぱあそび」、イヌマキの葉の「手裏剣つくり」、「クズの葉テッポウ」、シロツメクサの「アクセサリー」、カヤツリクサの「相性占い」、「メヒシバの傘」など等。
年配の参加者の皆さんは昔楽しく遊んだ思い出に浸り、子どもさん達は身近に自然と親しむ遊びにその感性を磨き、時の経つのも忘れ楽しいひと時を過ごしてもらったと思います。皆様も草花遊びを身近な自然で楽しみ、次世代の子どもさんに伝えてください。
(参加者 大人29名 子ども 14名 計43名  指導員 23名)

報告者 小西博典