第160回昭和の森自然観察会「春のいろ」
開 催 
平成17年4月10日(日)
担当指導員 上田弘子 小林義和 和波牧子
参加者 
大人34名 子ども11名 計45名
指導員17名  
合計62名
(報告 小西博典)
 「春のいろ」をテーマにお花見日和の昭和の森で4月の自然観察会が開かれました。
“はるのいろ”なんと心地よく明るい響きのする言葉でしょう。自然は四季それぞれのすばらしい色や景色を創り出し、我々に癒しと安らぎを与えてくれます。その中でも春の色が私には一番強烈なインパクトを与えてくれます。新鮮な生命力を感じさせる萌木色、あしたの希望をくれる桜色。4月の観察会のサブタイトルは「春の林は“もえぎ色”、桜の花は“さくら色”」です。
 今回はインキメーカーの300種を越える色見本「日本の伝統色」を使い、自然からの贈り物との色合わせを楽しみ、春の色を満喫してもらいました。4月の昭和の森は、ソメイヨシノ、シダレザクラなどのサクラ、コブシ、キブシ、クロモジ、モミジ、ミツバツツジなどがその美しい花を咲かせ、斜面には早春の花カタクリの可憐な花が咲き乱れ、また散策する足元にはスミレ、タンポポを始めたくさんの草花が小さな花を咲かせ、訪れる人を楽しませてくれます。
“色をとおして今まで見えなかったものが見えるようになった。” “色合わせを行うことにより多種多様な自然の色が判り、その微妙な色の差、組み合わせに自然の偉大さの一端を垣間見た気持ちになった。
“今まで、もっと自然を細かく見てあげればよかった”
“心のゆとりをもって色を楽しみ感性を磨きたい”
観察会の振り返りでの参加者の皆さんの感想の一部です。春のうららな一日を楽しんだ観察会でした。