第165回昭和の森自然観察会「秋のおやまちょう小山町めぐり」=3時間コース=
開 催 日:
平成17年9月11日(日)晴
担当指導員:
笹倉裕子・須田聰恵・山下美佐子
参 加 者:
大人18名 子ども4名 
エコマインド研修生5名 計 27名
       指導員 28名
 9月は、昭和の森から外に出て約5.5kmのコースを歩いての観察会です。好天に恵まれ、残暑が厳しい中、汗をふきふき“小山町めぐり”に出発。
あすみが丘の高台より、眼下に水辺の郷・谷津田を見ながら美しく広がる里山の景色に感応する。山路には栗の実がみのり、秋の七草のハギ、クズ、ススキが色どりを添え、サワヒヨドリ、ヌスビトハギ、キツネノマゴ、ススキ等に寄生するナンバンギセルが秋の訪れを告げている。
縄文時代から奈良時代・ 平安時代の遺跡があった小山遺跡、酒井氏(土気城)の支城の小山城跡を見て、現在はあすみが丘ニュータウンに変貌しているが、古代から現代に続く歴史をしのぶ事が出来る。
秋の小山町は田の刈り込みも終わり、のどかな谷津田に山からの清水が心地よいせせらぎの音をひびかせて流れている。江戸時代の古図と比べて、現在に続く田や畑・林・川の
流れ・神社・長屋門や土蔵を持つ集落と里山の調和のとれた美しさを認識する。
 あすみが丘の調整池として造られた水辺の郷。ヘイケボタルが自生するホタル水路、水辺に集まる虫や植物を観察し、豊かな自然の中を歩いた「秋の小山町めぐり」の観察会でした。