第167回昭和の森自然観察会「ドングリのひみつ」
開 催 日  
平成17年11月13日(日) 晴れ
担当指導員  
桝井完治、前田佳胤、和仁道大
参 加 者  
大人22名、子ども11名
     計33名
指導員 16名 エコマインド研修生 1名 
 何とこの日は、千葉県の中学生の駅伝大会の日。昭和の森は駅伝会場と様変わり。まあ秋と言えば、スポーツの秋、昭和の森の自然に見守られながら懸命に走る子どもたちの姿もやはり秋の風物詩ですね。
 さて、観察会のほうはというと、コース変更を余儀なくさせられたものの、懐深い昭和の森にはよく見れば、あちこちにドングリの木が。そして、ドングリもよく見ると、はかまがしま模様のものもあれば、まだら模様のものあり、形もずんぐりむっくりのものもあればスマートなものもあり、はかまを取っておしりを見ると、ひっこんでいるものもあれば、ふくらんでいるのもあり。一口にドングリといっても多種多様。だれが、ドングリの背比べなんて言ったのか。
 スダジイやマテバシイは今も食べるけど、昔はシラカシやクヌギもあく抜きをして食べていたとか。お隣韓国では今もその文化が残っているとも。そもそもスダジイはドングリなのかという話や、マテバシイの名前の由来までもおもしろおかしく飛び出し、澄みきった空に笑い声が響きました。
そして、楽しいドングリ談義にドングリ眼で聞き入っている参加者の皆さんは、おうちが恋しいどころか、いつまでも遊んでいたい様子でした。

(佐野由輝)